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A Susumu Hirasawa's fan blog. Unofficial translation of song lyrics, twitter and other materials. Feel free to link to these translations or repost with proper credit. But please don't claim them as your own. If you have any questions, contact me at twitter @lucy1205.

平沢進のBack Space Pass 第9曼荼羅編(3/4)(日本語)

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平沢進のBack Space Pass 第9曼荼羅編(3/4)(日本語)

[46:07]

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(Q10) 「ライブ前から東京入りされているので、しばらくは普段と違う生活スタイルになると思うのですが、これだけは欠かせない日課などはありますか?」

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有ります。えーと、呼吸法ですね。やります。呼吸法と自律訓練法というか、呼吸法からつながっていく瞑想法なんですけれども、これは地球上のどこにいてもやります。以上です。

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[43:50]

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(Q11) 「会人の二人が操作していたパネルは何という楽器なのでしょうか?」

まず、こういうものですね。

[47:01]

(ソフトウェア・コントローラー Novation Launchpad 画像)

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これはTAZZが使っていたもので、これはラーンチパッドというものです。それからSSHOが使っていたのは、[Ableton] Push 2といわれているもので、ほぼ同じものです。これはどういうものかのいうとですね、

[47:25]

(ソフトウェア・コントローラー Novation Launchpad 画像)

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要は、鍵盤、普通のキーボードの白黒鍵盤をこういう風に格子状に並べただけのものですね。特に新しいものではなくてですね、まあ、光るという意味において新しいと言えるかもしれないのと、打ち込み用のキーボードっていうのは音楽的な楽音だけではなくて、様々な命令を送り、送受信できるようになっているんです。それの四角い形版というのがこういうものです。要はDJとかですね、それから最近のDub Stepみたいな人前で恥ずかしい行為をというか、人に見せるものではなさそうな、家(うち)で作ってきたものを順番変えて出す、みたいな、で、ライブです、みたいな、すいません、つまりこういうのってね、80年代に実は散々やられていて、もう終了してるんですけど、こういう機材が出てきてしまったもんだから、みんななんか新しいものに触れている喜びみたいなものでやってるんですけど、別に新しくないです。そういうものです。ですから、例えば、こういうものの利点というんは、場所が四角いので、場所が取らない、それから光るので、見て面白い、というところでしょうかね。今回はTAZZとSSHOが2人ともこれを使いました。これを使って何を鳴らしているかというとですね、まあ、音源を鳴らしてるんですけれども、ここから、Ableton Liveという、ライブ定番みたいなものを、「ミュージシャン、皆つかってる」みたいなものを、今日は、ちょっと、毒舌にさしかかっておりますので、セーブしたいと思います。というものです。よろしいでしょうか。それから、次の質問です。

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[50:17]

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(Q12) 「今回レーザーハープのレーザーが客席に向かって照射されていなかったのはなぜか?」

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と、いう事なんですが、ええとですね、これ、事情がありまして、ある日を境にレーザーハープのグリーンのレーザーくなっているのにお気づきだと思います。で、最初は、レーザーの発振機、モジュールを、2本使って、1本のビームを出していました。ですから非常に高出力で、明るいんですね。ところがですね、モジュールが、発信機が1本壊れてしまって、半分でやってるんです。半分だとちょっと弱くてですね、客席のほうに照射するにはちょっと足りないと。ではなぜ、もう1本、修理するなり、追加するなりしないのかというと、いろいろヤバイ事情がありまして、高出力のレーザーというのは、輸入できたり、できなかったりする、際どいところにあるんですね。それをメーカー側が仕様を偽って税関をすり抜けてしまうみたいな事も有ったり無かったりして、そのような事情があって、なかなか調達できないという事情です。でもあれは確かに私もきれいなものだと思いますし、ただ、毎回出ていても面白くないな、というのも有りますけれども、まだできれば復活させたいなと思っております。では次いきますが、まだこれ選んだものの半分も行ってないんじゃないかな。ええと、今どこまで行ったっけ。

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[52:44].

(Q13) 「今回の公演は『ホログラムを登る男』と『白虎野』を軸に組まれたセットリストでしたが、この2つのアルバムからの選曲が多かった事、また、東京、大阪での選曲が同じであったことにはどのような意図があったのでしょうか?」

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たぶん今までの話で想像できたのではないかと思いますが、打数のプランを立てやすいからです。全く同じ曲であれば、計算しやすい、という事です。それから、まず選曲については、連打をするものが、連打をする曲を取り入れている、Cyborgとかですね、パレードとかですね、そういうものですね。打数をかせぐために、連打をする曲を取り入れています。最初にその連打曲を選曲して、それに馴染みのいいものをという選曲をしていった結果が第9曼荼羅のセットリスト内容です。ということで、ご理解下さい。では次の質問です。

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[54:27].

(Q14) 「いつも華麗なレーザーさばきですが、今回の第9曼荼羅の中でも一番会心の出来だったと平沢さんが思うのはどの曲のどの部分ですか?」

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ええとですね、これ見てれば分かると思うんですけれど、順番はほとんど全曲同じです。上左右、下左右という順番で動くようになってます。ほとんどが。もちろん例外もあります。自分で一番面白いなあと思った動きが、なんかの時の「ダストイド(DUSToid)」かな、かなんかだったと、あとなんかの時の「論理空軍」だったような気がします。で、あの頃はごくごく生真面目になるべく面白いフォームになるように生真面目に構成していたんですが、そうすると憶えられないという事情があるのとですね、仕込みがたいへんだという事もありまして、やめました。ただ、出てくる順番は同じでも、手を変えるとか、例えば左の1番を弾くのに、これ1番といいます、単純。1番を弾くのに右手を出す、そして、2番を弾くのに左手を出す、というようなアレンジの仕方で動きが変わったように見えるようになってます。それと、譜面が有ります。今回からレーザーハープのタブ譜を作りました。でそのタブ譜を使って演奏しております。という事です。では次ですね。ちょっと待ってください。あと3分ですか。ちょっと、かなりまだあるので、ちょっと延長しましょうか?ま、疲れる、私がやめたいと思うまで、やりますかね?ま、いいや、適当にやります。次。

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[57:08].

(Q15) 「大阪、東京と曼荼羅の開催をありがとうございました。開催時に新しい機材は購入されましたか?また機材を購入されたのでしたら、松村舞台監督に報告しましたか?」
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一部報告しませんでした。何を買ったというか、先程お話ししました、パッドですね、ボタン、光るボタンのスタンドを、色々なスタンドをアレンジして、作ったんですが、これを、このパーツを買って、私しか組み立て方が分からないようなものを2本つくりまして、いきなり東京で松村監督に、「組み立てよ」と言って叱られたのは私です。では次行きます。

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[58:24].

(Q16) 「今回のライブで背後に飾ってあった大きな曼荼羅盤はどなたが作ったものですか?

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ちょっとすいません。(扇子で顔を覆って笑う。)これは、舞台美術屋さんです。どなたと言われても私はちょっと面識のない方だったと思います。これらの物はですね、皆、松村舞台監督が手配いたします。次。これもさっき答えちゃったな。

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[59:10].

(Q17) 「東京公演の途中、松村舞台監督がレーザーハープ前に登場されていらっしゃいましたが、毎回曲の途中で何をされていらしたのですか?」

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え?そんなことありました?え、なんだった…そんなことありました?あったかどうか答えよ。これ時間差があるからな。松村監督が気にしていたことは知っていました。つまり、レーザーが、ハーフミラーから漏れたレーザーがTAZZのボタンに当たって発光しているように見えているのが、気になった、と。それを直しに来た、というのは聞いたことありますけれども。それ以外はちょっと憶えてないのと、報告を受けておりません。では次です。ああ、こういうのは、そうですね。

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[1:00:35].

(Q18) 「大阪と東京公演の間に日程の空きがあったのはなぜか?」

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ということなんですが、ホールが無いんですよ。会場が無いんです。今ですね、東京中のイベント会場やコンサートホールが、東京オリンピックのために改装中なんですね。で、ほとんど無いんです。で、その無い中で、ライブハウス等、そういうイベント会場が取り合いになっていて、なかなか押さえられないんですよね。そういう事情であります。以上。次ですね。

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[1:01:32].

(Q19) 「第9曼荼羅というタイトルの由来について述べよ。」

と。まず、第9曼荼羅の特設ページ、サイトに行くと、なんかご託並んでますよね。数量の意味、漂白するというような事を書いていたと思います。つまり私はメジャーではありませんので、結果論として、ステルス・メジャーですけれども、私は質的にはメジャーじゃないです。メジャーとメジャーじゃないのはどこで区別をつけるかというともちろん数だと思いますね。支持者というか、ネームバリューというか。そのバリューが問題になるんですけれども、そういう、例えば9万とか、10万とか、意味ないよという事ですね。私はフォロワーが10人でも、フォロワーが10万人でも全く変わりありませんというのが、「数の意味、漂白」という事を主張している訳です。普通はですね、9万という大きな数字にたどり着くとなんかやり遂げたみたいな、やり遂げて、成し遂げた者が賞賛されたりとか、力を得たりとか、賛同を得たりとか、つまり、なんでしょう、そういう評価、ご褒美を受けるようになるじゃないですか。例えば武道館でやって、ステータスシンボルみたいなことになったりとか。要するにそういう世俗的な数量こそ価値みたいな所から最も遠い、曼荼羅的世界観、つまりそこからの離脱というか、に繋がるイメージとして曼荼羅があって、「9マン」という音の響きから、「9マンダラ」という言葉が浮かんだ訳です。で「9マンダラ」に「第」を付けるとかっこいい、「第9曼荼羅」というと、なんか「第6ポンプ」みたいだ、なんかみたいだ、という事で「第9曼荼羅」という事にしました。これを周りの人に伝えた時の反応など…あの、よく「ヒラサワは宗教っぽい」と言われたりとかですね、誉めているニュアンスとは逆の意味で「宗教っぽい」っていうニュアンスで語る人がいたりしますけれども、宗教に対するイメージっていうのがだいぶおかしくなっておりまして、まあもちろんそれは新興宗教がいけないんですけれども、そういう意味で、そういった偏見とか先入観がない人たちなので、周囲の人たちというのは。「第9曼荼羅」と言った時に、「九会曼荼羅みたいでかっこいい」とか、普通に「カッコイイ」と言って頂きました。という事であります。あ、まあいいや。

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[1:05:53].

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