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平沢進のBack Space Pass 第9曼荼羅編(2/4)(日本語)

 [24:28]

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(質問コーナー)

では質問です。

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(Q1)「打数センサーは何を使用しているのでしょうか?システム構成も知りたいです。」

ということです。まず打数センサーはですね、スネアドラムにだけ付いております。スネアドラムが何発叩かれたかという事をカウントするシステムなんですが、まず、スネアドラムの淵にこういうものが付いております。

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[25:01]

(スネアドラムに取り付けられたセンサー: Roland Single Trigger RT-30Hの画像)

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この左上のほうに見えるこれがセンサーですね。昔はこういうものが無くてですね、ちょうどP-MODELがドラムの音をいったんシンセサイザーに通して、それを加工して、出すというのをライブでやっていた頃にはこんな良いものはなくてですね、マイクを使ってやっていたんですが。これが非常に細かくキャッチしてくれます。例えば、強い音。マイクですと、例えば強い音は拾うんだけれども弱い音はカウントしないというような状況が生じてしまいがちなんですが、この、ドラム用のセンサーですので、これが強い音から弱い音まで拾ってくれると。非常に解像度高く拾ってくれる。ですから、例えば、スネアを思いっきり「バン」と叩いた後に細かくちりめん状に「Drrrr」とやっているような時でもカウントしています。この音が聞こえていない、他の音でかき消されて聞えていない場合でも、カウントしてしまいますので、「聞えていないのに、動いて、カウントしている、叩いていないのにカウントしてるんじゃないか?」と思った方がいるようですが、質問にも有りましたけれども、そうではなくて、非常に細かく小さな音、ほとんどスティックが触れる程度のものまで拾っています。これで拾った音をここに送ります。

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[26:58]

(Roland Trigger Module TM-2の画像)

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これはいわゆるドラムシンセサイザー...なんていうんでしょうかね、これ?デジタル・ドラムっていうんでしょうかね?この中には何百種類というドラムの音が仕込まれていまして、ライブでシンセドラムの音とか、生ドラムの音とか、生ドラムもいろんな場所で叩いた音とかを出すことができるんですが、実は今回はその音は使用せず、この機械を通すことによって音声信号だったものをMIDI信号に変換するということをやっています。MIDI信号に変換されたものはUSBを通してコンピュータの中に送って処理することができます。これはオーディオ信号ではなく、デジタル化されたMIDI信号ですので、その後、いろいろ扱いやすいという状況になります。そうしておいて、スタッフが作ったプログラム:打数カウント・プログラムに送られて、そのプログラムから今度はLEDモニターに送られて会場で表示されるというようなシステムでありました。ちょうどあのLEDモニターが非常にシンプルな電光掲示板のような演出で使っていましたけれども、実は映像も流せるという事で急きょ、東京では映像も2日目からは流しました。というのが打数センサーのシステムです。

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[29:12]

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(Q2)「東京公演2日め、3日めのムービー上映について」

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いまちょっと言ってしまったので、続けて全部お話ししますけれども東京では途中で映像を流しました。あの映像というのは、大阪で発売されましたメモリアルカードを買うとダウンロードできるコンテンツの中に入っていたムービーです。それで、打数モジュールの使用許可申請をしているところを、東京では上映いたしました。なぜかというと、東京のステージは非常に暑くて、上領さんを休ませなければいけないと、上領さんは覚悟が、肝が据わってますから、1日目でもう大変だったという事を告白してますけれども、泣き言を言ったわけではないです。でも、私の判断で、これはちょっと休ませなければいけないと、いうことで、映像を挟む事にしました。という事です。では次の質問に行きたいと思います。

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[30:37]

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(Q3)「これまでのライブではヒラサワ的世界観というどの文化にも属さない唯一無二の雰囲気を出していると感じておりました。しかし、今回のライブは松(Ssho)や鶴(Tazz)、袴的衣装など、随所に日本的世界観「和」を感じました。これには何か師匠の中で心境の変化があったのでしょうか?」

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というご質問ですが、変化はございません。「和」というか、日本的世界観というのは、直接その衣装を採用するまでもなく、現代的な衣装というか、デザインというか、そういうものに託して機能させるという事はずっとやってきていることでありまして、特にことさら今回「そうだ、Japanでいこう」みたいな発想はございませんでした。という事です。かつですね、上領さんが (扇子で左手ををポンと叩く) 袴を持っているという。これ、袴を持っているドラマーはいないと思いますけれども(笑)。上領さんのほうからですね、「袴はどうですか?」という提案がありまして、「ぜひやってください」ということで、お願いしました。それによって、実は上領さんがステージに登場する経路も変更しました。最短距離でドラムの所、位置まで行ってもらうつもりだったんですが、反対側から出て、ステージを横断してドラムまで行くという、その間に袴姿を見て頂くという演出に変更しております。上領さん、袴姿、非常に似合ってたと思います。という事です。では次の質問です。

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[32:42]

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(Q4) 「すっかり今回のライブの顔となった会人のお二人ですが、あのキャラクターの発想はどこから来たものでしょうか?またパフォーマンスにはどのようにお感じでしたでしょうか?演奏、我々の反応の両側面からうかがいます」

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という事なんですが、まず、他の質問にもありましたけれども、

「会人はスーツ姿でマスクを着けていて暑くないのか?」それから

「視界が悪くないのか?」

というご質問が他でもありましたけれども、まず、あれはマスクではなく顔です。会人という種類の亜人間というか、会人の方が我々人類よりも進化しているんですけれども、あれは顔です。とうことで、キャラクターではなく、会人です。で、パフォーマンスはですね、会人の文化から自然に湧き出る体の動きとかですね、そういうものに準拠しております。もし、街で会人に会ったらですね、是非ともそのように思い出して頂いて、「お面を外してください」とかそういう失礼な事を言わないようにお願いいたします。では次の質問です。

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[34:27]

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(Q5) 「新譜『第9曼荼羅』について平沢さんはどのようなイメージを持って制作されたのかお聞きしたいです。」

新譜というのは「第9曼荼羅」という配信された曲の事ですよね。この曲についての質問も他にありましたね。

「なぜ『Cyborg』の逆回しが入っているのか?」とか、

「それにどんな意図があるのか?」

とかにも、併せてお答えしようと思いますが。まず、そうですね、円環というか「始まりは終わりは始まり」みたいな曼荼羅的な円環という意味で、最初の「第9曼荼羅」【ライブ】スタート時点の曲を最後に「第9曼荼羅」【曲】でつなぐ、と。つまり、逆回しですので、お尻と頭をつなぐ、と。ウロボロスですね、要するに。ウロボロスと、円環というか、円形というか、曼荼羅的な発想ですね。そのようなイメージから作られています。それから、非常に

9万打に達したのになんでめでたい感じがしないんだ?」

という質問も有りましたけれども、これはですね、この曲の作り方というのは、私の意図というよりも、そこに与えられた状況とか素材とかいうものから必然的にできるもので私の意図はあまり介入しないという考えの下に作られています。ですから、まず「Cyborg」のボーカル・トラックがあり、これの逆回しと編集からはじまるわけです。そこから、可能な構成を積み重ねて行く結果、あのような状況、あのようなムードを持った楽曲になったという事であります。以上、「第9曼荼羅」【曲】についてでした。それでは次ですね。

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[37:32]

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(Q6) 「打数に関してはドラマーにお任せだったと平野さんかツイートされていましたが、演奏の内容自体に関して上領さんに指示した事はあったのでしょうか?」

これ、質問が2つになってますね。要は、「上領さんに演奏に関して何か注文を出したか?」という事だと思いますが、あ、平野さんというのはですね、うちのスタッフですね。女子社員です。ええと、上領さんには、ほとんど、ほとんどと言っていい程、指示は出していません。上領さんなので、任せておけば大丈夫、ということで。まあ、二人で「ここはこうしたほうが良いかもね」みたいなことは有りましたけれども、とにかく上領さんありきという事でした。では次いきます。

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[38:46]

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(Q7) 「楽屋では何を飲みますか?温かいお茶をいれますか?何種類かありますか?」

楽屋では、ケータリングというのがありました、ケータリングのおねえさんというのが廊下にいるんですよ。廊下に行くとですね、日本茶、それからコーヒー、紅茶、それから冷たい飲み物、コーラ、ウーロン茶、ポカリスエット、水、等(とう)が置いてあるんです。そういう所で、だいたい、コーヒーか、日本茶、頂いております。以上です。次。

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[39:38]

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(Q8) 「イヤーモニターにはどんな音声が流れているのですか?」 

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イヤーモニターにはまず、楽曲のオケが聞こえてますね。それと、クリックと言って、カッカッカッカッという音がずっと流れています。例えば、なぜそれが流れているかというと、オケは打ち込みでされているものなので、バンド演奏とは違うんですよ。バンド演奏というのは、例えば途中でブレイクして、音が途切れたとして、次に始まる時には、メンバー同士の呼吸というか、そういうものによって次の「ジャーン」が出せるんです。ところが、打ち込まれたオケというのは私の呼吸なんか知ったこっちゃないですので、勝手に行っちゃうわけです。私はそっちに合わせなきゃいけないので、無音の状態でもクリックが鳴っていないとリズムを外してしまうと。にもかかわらず、どっか、東京かどこかで、歌の出だし間違えたのはなぜかというのはまた別の問題であります。という感じです。それと緊急時の指示音声というものがイヤーモニターから流れてきます。それで、そうですね、別の質問の中に、「観客が歌を歌ったり、手拍子を取ったりして、やりづらくないか?」というのが有ったんですが、聞こえておりません。会場の音をイヤーモニターに返すことは可能です。で観客がワーと騒げばそれだけこっちもテンション上がる、みたいなことは可能なんですが、そんなことするとね、やりにくいんですよ。観客が、よく皆さん経験してるというか、DVDなんかを他のバンドでも見てても分かると思うんですが、客が手拍子をし始めると、最初のうちは演奏と合ってるんですけどだんだんずれてきますよね。ずれてきてるのに、乱れないと、これはなぜかというとバンドさんには聞こえてないんです。聞こえてたらとにかく多勢に無勢ですから、素人のリズムに巻き込まれてはならないという事情がございますので、客の音は聞こえておりません。ですから「ヒラサワー」と呼んでも聞こえません。ということです。それからついでにお話ししましょう。もちろん皆さんが歌っている歌声は、聞こえません。なんか「客が歌って嬉しかったか?」みたいな、なんか恍惚と、感極まってるんじゃないか、みたいな見方をされている質問もありましたけれども、そんな事はございません。まあ、歌うなら勝手に歌えと。別に止めもしないし、催促もしない。好きにやればいいじゃない、という感じでございます。次です。

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[43:56]

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(Q9) 「以前のEVOと今回のケミカル・コーティングのEVOでは、色の他に仕様や音色などの違いはありますか?」

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今回はですね、いつも使っているEVOは東京では、大阪もそうだったのか、新しいバージョンを使ってます。化学薬品で表面を磨き上げたみたいな、つるつるの感じですね。以前は、アルミのヘアライン仕上げみたいな、ちょっとかすんだ、いわゆるアルミっぽいものだったんですが、今回はもっとピカピカに磨かれたように見えるものでした。これは、音は同じです。オリジナルのEVOと同じです。私が普段使っているのは、オリジナルのEVOとは仕様が違いまして、若干音も、かなり音も違うんですが、今回はノーマルの仕様のまま使いました。ということで、市販されているものと同じです。今回は。次ですね。これはCyborgに関するこれはもう答えちゃいましたね。

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[46:07]

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