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A Susumu Hirasawa's fan blog. Unofficial translation of song lyrics, twitter and other materials. Feel free to link to these translations or repost with proper credit. But please don't claim them as your own. If you have any questions, contact me at twitter @lucy1205.

平沢進のBack Space Pass / December 22, 2018

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平沢進のBack Space Pass / December 22, 2018

Summary of BSP Dec 22, 2018
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1 The difficulty Hirasawa and Chaos Union faced during Kai=Kai concerts in Osaka and Tokyo. Two staff were fired, and other two staff including Mr. Chinzei got hospitalized before and after Osaka shows. There were only two staff that had the responsibility to distribute the new album all over Japan. Mr. Chinzei is still in rehabilitation in the hospital to gain his speech and other abilities back, but he is making a fast and huge recovery.
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2 Absence of the sound engineer and mixer, Mr. Chinzei, forced Hirasawa to create a new operating system to run the concerts without a man. 
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3 Tokyo concerts were run by a self-operating program, but there had to be a person who can stop the system manually in case of emergency. This role was played by Hirasawa himself and he used a little controler device called "Nano-control 2" which was attached to his mic-stand on the stage.
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4 The LED Kai=Kai(回=回) shaped screen on the stage back was specially made, designed by Hirasawa, costed much more than a regular rectangle screen.
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5 The first staff that was hospitalized was supposed to be in charge of the movie projected on the Kai=Kai (回=回) shaped screen. Because of his absence, the visual engineer, the man on the photo behind Hirasawa on the streaming, did the job to control the screen.
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6 The computer graphics movie played to "2D OR NOT 2D" was created by the visual engineer's friend when he was in high school. The movie has a similar touch to computer graphics made with Amiga computer.
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7 Because of too much pressure and nervousness Hirasawa was facing, he sprained his right leg in the beginning of the first day of Tokyo show. He forgot his pain on his leg during the show, but he had in a great pain after the show. The robot-camera's engineer at the show, who is Hirasawa's acupuncture doctor as well, who was in the back stage, gave him an emergency treatment promptly, so Hirasawa could recover quickly.
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8 The first song,  "2D OR NOT 2D" on the second day of Tokyo shows was not streamed by a technical problem. The movie of the song was played on this BPS Streaming.
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9 Mr. Toshifumi Nakai, who has worked as a graphic designer for Susumu Hirasawa's albums these several years (Mr. Nakai is also a musician. His albums are sold at Chaos Union's web site, too.), has agreed to work on the stage designing of the next show and later.
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10 The small camera on a stick that Hirasawa was swinging and singing "Go for it, Halycon" was broken on its glass lens during the first 3 seconds of the song because Hirasawa accidentally hit it against the mic stand. But the movie can be seen, only looking like 75 percent perfect. The movie of the song edited by Hirasawa was shown on this BPS streaming. 
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11 Hirasawa explained the meaning of the song title "Echo-233". 233 is one of the prime numbers as well as one of the numbers in Fibonacci sequence. It means the one and unique being, that is yourself.
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12 Q&A: He explained why the Backlund Model 400, the green guitar, has such a metallic-noise sound. He cancels one of the switches for the two sections in a pick-up to make the guitar play the metallic sound.
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13 Q&A: The strings on the guitars were sometimes snapped. One guitar was switched to the other one, but the sound of the guitars sounded the same. Why? →It was because Hirasawa used the same guitar simulator for the two guitars instead of using a guitar amplifier. So the settings of the two guitars were almost the same.
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14 Q&A: The question: "My boyfriend, 55 years old, has a negative thinking tendency that he won't correct. How shall I deal with him? → Your boyfriend seems to limit his thinking to something that he was taught by the society, for example, "You have to work hard to be successful. But becoming successful and happy is very difficult." and so on, which are all lies. 55 years old is still young. Look at me. I am ten years older than 55, I am not working hard, I just do what is fun for me, and I am free from the common sense that the society tries to teach me. Please tell your boyfriend to throw away his limited way of thinking.
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15 Q&A: Is there a reason why you don't speak during the show except between the main set list and the encore? → The show is created by the music, the stage set, and various events that are designed to work together well. I don't want to interfere with the perfect show. And I am not good at emcee-ing.
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16 Q&A: About the Vape. → At present, I like the mixture of flavors, jasmine and green tea from Tea Arts brand, and the superhard menthol from Kamikaze brand.
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17 What do you mean by Kai=Kai(回=回)? → It is hard to explain it verbally. I express my feeling and thoughts on music because the idea is hard to be explained verbally. But I promise that I will try to do it in the next BSP after the January Tokyo show at Toyosu.
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18 Today (December 22, 2018) will be the last day of my work day this year. I will wrap up now, and leave to go on a vacation.
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平沢進のBack Space Pass / December 22, 2018
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(日本語/Japanese)
[Part 1]
[00:47]
呼んだ?
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[01:01]
ごきげんよう。平沢でございます。本日、「回=回編BSP」只今より、始めます。
ちょっと待ってくださいね。なんで音がで出るか?
ええと、例によって一人でやってますんで、しかも一年ぶりなんで、あらゆる場所がアップデートされていまして、勝手が全く違ってしまっているという事で、非常にお見苦しい点も多々ございましょうが、無事一時間程度の番組を務められたらお慰みという事でございます。
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それでですね、声はちゃんと聞こえていますか?ちゃんと聞こえていますか?チャットで答えて頂きたいと思いますが、聞こえてますか?いかがでしょう?チャットのタイムラインが全然動かないですね。ま、いいや。勝手にやりましょう。これ、ちょっと待って下さい。ちょっとうるさいなあ。ちょっと、切りますね。OKこれでいいや。
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[02:50]
実はですね、今回この度の大阪と東京の「回=回」の公演ですが、
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Lineの着信音「ピンポン」
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...ちょっと待って下さい。本番中にですね、「左チャンネルだけしか出ていない」という事らしいんですが...このまま行きます。がまんして下さい。面倒臭い。
ちょっと待って下さいね、非常にね。こうしようか。駄目だな。
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どこまで話したんだっけ。
今回の大阪、東京のツアーなんですが、実は沢山の出来事が有りまして、私並びにスタッフ一同、「よくも難関を乗り越えた」と思っております。大勢の人が心配してしまうので、何も言わないでいた訳ですけれども、実は、大阪公演の時点でまず一人のスタッフが脳梗塞で倒れまして、ICU入りしてしまった、と。それから、あらゆる事情に因って、2人のスタッフを切らなければならない状態に陥ってしまい、2人のスタッフを切った。この状態で、新譜を発売した時には、ケイオスユニオンにはたった2人の動ける人間しかいなくて、その新譜の取り扱いを乗り切ったという事なんですけれども。まあ、大阪の時は倒れたスタッフの代わりを誰がやるかという事で、色々、皆で、スタッフ一同協力し合って、誰かが一人何役もやらなければいけないという事になりまして、実はその、
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[05:23]
Lineの着信音「ピンポン」
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そのスタッフが...「BGMがでかい」という指示が来ましたので、下げますね。
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倒れたスタッフが担当する予定だったものが、後ろのこの、回=回の形になっている、この、モニター有りますね。ここに映る映像のスイッチングをやる予定だったんですね。で、じゃあ、そのスイッチングをやる人が居ないなら、誰がやるか、という事で、実は映像の収録をやっている人間が、収録と同時にその役割をやろう、という事になった訳ですね。この人です。
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[06:16]
(背景の画像の中の男性を指さす。)
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この人。この人が、映像のスタッフです。映像のディレクターですね。
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それと、質問にあったんですが、ついでに言っちゃいますけれども、"2D OR NOT 2D"のCGを作ったのは、この人の友達が作りました。私ではありません。いかにもチープで、何十年前かのアミーガで作ったような質感なんですけれども、この人のお友達が高校生の時に作った物を借りてきたという事らしいです。
という事でですね、大阪はその形で乗り切る事が出来ました。
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ただし東京では、この人がもっと忙しくなる。カメラ・クルーが入るので、それ等の指揮をしないといけないという事で、本番中もっと忙しくなるので、この人は大変なんですね。しかし、大阪はなんとか乗り切れたんで、東京も行けるだろう。
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[07:34]
と思ってる矢先に、鎮西さんが脳溢血で倒れました。鎮西さんは何をやっているかというと、ライブの音源ですね、いわゆるオケですね。私の核P-MODELのライブでは、12分割された、12トラックの音源をミキシングの卓に送りまして、常にライブ中バランスを取りながら、いわゆるバンドさんの役目ですね、鎮西さんは、を執りながら、ライブ中に起こり得る色々な事に対処しつつ、ただオケを回すという事だけでなく、私にヘッドセット、イヤーモニターを通じて指示を出したり、私から出した指示に対処したり、をライブ中に、こう、やってる訳なんですけども、その鎮西さんが、またもやICU入りしてしまった、と。
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最初のスタッフは、比較的軽度で、手術をした後、復帰しています。ほとんど元通りに、何事も無かったように復帰しているんですが、鎮西さんの場合は、言葉が出ない、ということで、それから、言語系列ですね、言語を司る側の脳がやられているので、数式とか文字とかも解らない、という状態でですね、復帰が危ぶまれた、という事でしたが、現状ではまだ、次の追加公演では復帰は出来ないですけども、つまり大事を取って復帰しないという事なんですけれども、急激に良くなっていまして、もう普通に、ほぼ普通に、鎮西さんの事を知らない人なら、何のダメージも受けてない、こういう人いる、という位の感じで、普通に喋れるし、文字を書けるようになっていってます。ものすごい前向きな姿勢でリハビリをやっていまして、一日のリハビリの量に、時間に不服があって、終わってからも自主トレをやっていまして、そんなこんなでですね、ほぼ日常生活に支障ない所まであと一歩と。まだ実はリハビリの病院にいるんですけれども。という状態にまで来ています。
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[10:36]
で、鎮西さんが居ないライブをどうするんだ?ということになりました、これは、知り合いのエンジニアに頼んで代役をやってもらおうというアイデア、案が最初に出て、お話をしてOKは出たんですが、ところがやっぱり短期間で楽曲の細部まで把握して、あらゆるタイミングを解かっていて、私からの咄嗟の指示とかに対処できるほど、曲の構造まで熟知していないと務まらないだろう、という事で、じゃあどうするか?という難問を抱えた訳です。
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が、この際、無人化してしまおう、と。全て予めプログラムしておいて、考えられるトラブルを回避する為の保険を掛けた様なシステムを作り、無人化してしまおう、と。で、誰も監視していない中で、動いて行くと。但し、止まったらアウトと。まあ、止まった時には、MCである程度事情を話して、「こういう訳なんで、これが2018年版テクノだ!」というような事でお茶を濁そうとは思っていたんですけれども。
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[12:26]
しかしその、無人化するに当たって、鎮西さんが使っていたシステムが非常に古くて、人間が見ていない所で動かすには余りにもスペックが怪しいという事で、これを総入れ替え、全ての機材を新しくして、尚且つ鎮西さんが組んでいた色々なシステムを解読して新たに現代版に組みなおすという作業を私がやった訳です。他の人にはやっぱり出来ないという事で、私がそれに就いて、大阪が終わってすぐです。
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大阪終わってすぐ鎮西さんが倒れて、東京までの間に全部それをやり、で、なかなか、私も触った事無いソフトウェアを使っていたりとか、それから、ドングルと言って、なんですか、キー、物理的な鍵みたいな物が有ってそれを挿しておかないとそのソフトが立ち上がらないというのが有りまして、そのキーを鎮西さんが持ったまま入院してしまったんですね。鎮西さんに訊いても「分からない」と。「家に帰らないと分からない」という事で、これはもう、そのソフトごと諦め、そのソフトの中に入っていたデータごと諦め、全部作り直そうという事で、新たにソフトを入れ替えて、それで中身も組み替えて行くという作業を延々とやっていました。
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[14:20]
で、その結果、ライブが始まった時にボタンを一発押せば、そのまま走り抜けるであろうシステムが何とか組みあがったんですが、やはり万が一トラブルがあった時に、怖いと。そのシステムを把握しているのが、これまた私だけなんですよ。アミーガを使っていた時代と同じで、何かが在ったら私が行って対処しなければならない、という様な状態でしたので、なるべく、その、手元で状況を把握しながら、手元で対処できるような段取りを組んでおこう、という事で、マイクスタンドに付いていたのがこれです。
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[15:10]
(ナノ・コントロール2を見せる)
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これがマイクスタンドに付いておりまして、「これは一体何する物だ?」と、皆さん、疑問に思った方も沢山いらっしゃると思うんで、この際、これを説明しておきますけれども、これが、オケを流すコンピュータの遠隔操作をする物です。これは市販の物でですね、 「ナノ・コントロール2」といいまして、MIDI信号でコントロールするんですが、ここに、スタート・ストップのボタンがあるんですね。間違えて押すと、止まったり、早送りしてしまったりするんですが、しかし、これが、このスタート・ストップが私の手元で出来なければ、咄嗟の時に対処が難しいという事で、敢えて、ちょっと危険ですが、これを手元に置きました。
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それから、ここには、1、2、3、4、5、6、7、あれ?1、2、3、4、5、6、7、8。8トラックのミキシング・コントロールのような物が有って、これで要するに咄嗟の音量の調整や、トラックのon、off等ができるようになっています。で、私のイヤモニターには、実は色んな物が聞えてまして、自分の声は勿論の事オケも聞えてるんですが、それに加えて、右耳ではクリックが鳴っています。左耳では、スピック・エンジンが読み上げている歌詞が聞えています。この歌詞とクリックとオケを聞きながら歌っている訳なんですけれども、曲によって、曲と会場の状態に依って低音が物凄い勢いで、骨格に伝わって来て、体中の骨格が低温で震えて、耳で聞いているのが何だか分かんないみたいな時に、咄嗟にクリックとか、読み上げている歌詞とかのボリュームをこれで調整したりとか、という事が出来る。という様なシステムを使ってやっていました。で、これが要するに、今回の東京公演の前に有った、ドタバタ騒ぎなんですが。
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[17:55]
これに関係してですね、一寸した、おそらく後付けで考えたことなんですけれども、これに関連して一寸した事が起こりまして、それは何かというと、これも質問に有ったので、ついでに答えてしまいますね。大阪の日に、大阪だったかな、東京だったかな、足をくじいたというか、捻挫、軽い捻挫をしたんですね。それは、今まで、ずっとステージではブーツを履いていたので、その心算で、普通の靴で、ちょっとした動きをしてしまった時に、カクンてなってしまったと。
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それは好いんですけれども、東京で、それを若干庇う様な体制を保って居たんですが、それと同時に、システムがいつ止まるか分からない、その潜在的な緊張みたいな物が在ったんだと思います。実は始まって直ぐに、右足が攣ったというか、肉離れの様な状態になりまして、触ってみると、文字通り、肉が離れているみたいな、激痛がするんですけど、状態になってしまったんですね。物凄い痛かったんですが、舞台に立つ者の性と言いますか、何と言うか、やっぱり途中で分からなくなるんですね。
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[19:41]
分かんないまま、ステージが終わって、楽屋に戻った時に、着替える部屋で、ズデーンと倒れてしまって、突然激痛が来て。もう、動けないし、痛くて声が出ない。という所で、か細い声で「い、痛い」とか言ってたんですよ。で、ちょうど鍼の先生が、鍼の先生がロボットカメラの設計と製作をやって、あと、現場で調整をやってくれているので、運よく鍼の先生が居てくれたので、色々、対処してもらって、割とすぐに歩けるようになったと。その後も実は夜中に、一旦先生は筑波に帰った後、ホテルに戻って来て、治療をしてくれたんですね。そのお蔭で、次の日は無事、捻挫の痛さも無く、舞台を終える事が出来た、という事でした。
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こういう話は、第三者が聞くと、無茶苦茶大変だった様に感じると思うんですが、割と私こういうの、好きで、先ず、破局的な状態っていうのが好きで、最初のスタッフが倒れて、鎮西さんが倒れて、で、スタッフが2人居なくなって、一度に4人居なくなったんですね。で、普通だったら公演中止になってもいい位のダメージだったんですけれども、なんか、張り切るんですね、私、そういう状況に陥ると。とてもワクワクして来て。とても不謹慎ですけれども、楽しく過ごさせて頂きました。
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[22:05]
それからですね、あ、そうそう、2日めでしたっけ、1曲目の"2D OR NOT 2D" がストリーミング放送されていなかったと。今日も実は準備中にちょっと危うい事が有ったりとか、何が起こるか分からない様な状況もありましたが。実はストリーミングをやっていたスタッフも居なくなり、別の人間がやる事になった為に、色々な咄嗟の、恐らく慣れている人でも、これは対処出来なかったと思うんですが、「なぜ設定したのに設定が変わっているんだ?」という様な事が突然起こり得るんですね。その為に丸丸一曲が放映出来なかった、という事態が生じていました。
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で、先ずですね、折角なんで、その映像を皆さんにお見せしたいと思います。で、この人の
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(背景の画像の中の男性を指さす。)
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お友達が作ったチープな、いかがわしい変態CGもご覧頂けると思います。で、これもさっきから色々やっているんですが、映像がストリーミングに載ったり載らなかったりするんで、一寸待って下さいね。上手く行くでしょうか? "2D OR NOT 2D"です。一寸待って下さいね。どうだ!
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[23:58]        
(回=回東京公演 "2D OR NOT 2D"の映像: 20秒間
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音が出てませんね?出てます?あ、私がモニターしてないだけだ。すいません。じゃ、えっと、このまま行きます。
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(回=回東京公演 "2D OR NOT 2D"の映像
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[29:08]
という感じです。映像がですね、適当、この編集の為に適当に編集しただけですので、その辺は悪しからず。で、最初の頃、物凄い揺れてたと思うんですが、これは実験ケースでですね、ロボットカメラの走行スピードをこの時上げていたんですね。その為に振動が激しくなって揺れていると。で、まあ、ここまでスピードを上げてはいかんという実験結果に至る映像でありました。それで、ついでに、今日は何のメモも無く、行き当たりばったりでやってます。時間が足りるかどうか、時間の配分も何も考えずに、やっていますので、ついでにお話ししますと、例えば、この舞台美術をいつも誰がやっているんだという話、質問なんですが、いつも私が考えてやっています。で、このLEDモニターを「回=回」の形に組み上げるというのも私の発案です。で、これ、実は、後ろ全面をモニターにするよりお金掛かったんですよ。というのは、この様にモニターを組み立てる骨組みが必要で、やった事ない、っていう事だったんで、この骨組みを作り、そしてそれを組み立てる人達が現場で、
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[31:05]
(背景の画像の中のモニターを組み立てている作業スタッフを指さす。)
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こういう人達ですね。 こういう人達が必要となり、余計コストが掛かってしまったと。
で、実はですね、この後、追加公演以降の舞台美術をいつも私のビジュアル関係をやってくれている中井さんにお願いしました。従って、中井さんの舞台デザインによるヒラサワ関係ライブというのが今後見られると思います。私もかなり期待して居りますんで。かっこいいライブになると思います。ええとですね、じゃあ映像ついでに、360度回転させた、あれ何て言うんでしたっけ?なんとかカメラ。「まだ出たばっかりで、映像はまだ世間に出回っていないので、早く世間に見せたほうがいいよ」と、この人が、
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[32:08]
(背景の画像の中の男性を指さす。)
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この人が言うので。この人がたまたま、おもちゃとして持っていて、それ、見せて貰って、じゃあ、ライブで使って、面白ければDVDに収録しちゃおうという事でやりました。で、実はですね、皆が、「振り回しながら歌う時に、これにこのマイク...」
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[32:37]
(背景の画像の中のマイクスタンドを指さす。)
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「このマイクに気を付けろよ」と、「これにぶつかるとカメラ壊れるぞ」と。で、私、「ああ、大丈夫、大丈夫」と。「幾ら何でもそこは私はちゃんと冷静に見て演りますので」と言っておきながら、本番で恐らく2~3回転回す内に激突させました。で、激突させた瞬間の映像もお見せ致します。冒頭ですぐ割れます。割れて、レンズが全部割れているのに、映像は一部分だけが損傷しているように見えるんですね。このカメラなんか面白い。そういう、なんか、全部のレンズが割れているのに、大体映像の4分の1位しか損傷を受けていないっていう、変なカメラですね。じゃあ、その映像もお見せしますが、「それ行けHalycon」なんですけれども、これは、映像をそのままのスピードで見ると目が回ってしまいます。耐えられない程目が回ってしまいます。で、スピードを遅くしてあります。それから、音は、完全にライブの音ではありません。完全にライブの音ではなく、スタジオの音と、色々編集しながらやっていますので、ライブで演った音とは違っている箇所が有ると同時に、スタジオ録音ともまた違い、ライブの音も混じっている、という様な感じです。これも、じゃあ、最後までお見せしましょう。上手く行くかどうか。よいしょ。では。
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[34:30]
(「それ行けHalycon」の演奏の映像)
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如何でございましたでしょうか?割れたレンズは、直ぐに「交換して下さい」と言ってお願して有るんですが、何せ、市場に出たばっかりの代物で日本の物ではないので、直ぐに直るかどうかが一寸心配ですね。若し直っていれば、追加公演でも使いたいと思います。さて、それではなんか、言い忘れている物はないでしょうかね?例えば、ツイッターで「これを言うぞ」と予告しておきながら、言わないと不味いような事は何か無いですか?
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[38:03]
あ、「"Echo-233"の233とは何ぞや?」という事を言うって言わなかったかな?実はあれ、大阪メモリアル・カードの中のムービーの中で言ってしまっているんですが、だから、簡単に言うとですね、233というのは素数ですね。素数は解りますね?0とその数字だけでしか割れないという、素数です。素数であると同時にフィボナッチ数列、っていうのは解る?後で調べて下さい。フィボナッチ数列の中に含まれる数字なんです。それはどういう事かと言うと、唯一無二な自然全宇宙の調和的に、宇宙の中に位置する唯一無二の者、つまり貴方の事ですよ、という意味です。遠い貴方から遣って来るエコーの事、という様な意味合いです。Echo-223というのは、そういう意味です。これ、一寸ね、言い過ぎたなと。まあ好いや。
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じゃあ、若し、後、無ければ、質問に行きましょうか?ちょっと、先ずこれから行きましょうか?
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[39:46]
「木のボディーなのに、曲『回=回』を弾く為の楽器だったのでは?と思うほど鉄釘しゃぶった国鉄ギター...」すいません、うちのフォロアーが訳解んない事言いまして。後で私が翻訳致します。「赤いギターとのセッティングの違い。ライブ中に弦が頻繁に切れていましたが、交換しても...」えー、ずーっと有って、まあ、なんかそんな様な事を言っている訳ですね。こいつですね、一寸待って下さい。
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[40:25]
(Eastwood社のギター Backlund Model 400  タを見せる。
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こいつですね。あ、緑が抜けてしまいました。(笑う。笑顔をギターで隠す。)すいません。クロマキーで緑が抜けてしまいました。これが木のボディーであるにも関わらず、「鉄釘しゃぶった国鉄ギター」国鉄ギターというのは、この色が昔の国鉄の常磐線の運転席の色だから国鉄ギターという、私のツイッターから来てると思います。それから、「鉄釘しゃぶった」おそらく、凄い金属音がする、という事だと思いますね。これはそういう音が出るように改造されています。ここを見て頂くと分かるんですが、ここにスイッチが有って、専門用語を使わずに説明するとどうなるかというと、ここにピックアップが有りますが、この四角はですね、中を開けると2つに分かれているんですね。2つを同時に使うと、大きい音が出る代わりに、高域の抜けが悪くなるんですね。私が良くギターソロを弾く歪んだ音、これを2つ使っているモードに適しているんです。ところが、最近使っている金属的な音、アルバム"Potpourri"あたりで使っていた金属的な音というのが苦手なんですね、じゃあどうするかというと、2つ使われている物の1個をキャンセルしてしまう。そうすると、ああいう、金属的な音が出るようになるんです。そのスイッチはここに付いてます。これ、まあ、専門用語でタップスイッチと言うんですが、これを前のピックアップと後のピックアップで、そのように半分間引くというか、半分殺すというか、そういう状態にして、あのような音を実現させています。私も一寸、木である事と、変な形している事で、「どうせろくな音しないだろう」と思っていたら、かなり期待に応えてくれる音でした。
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[43:02]
えー、それから?「弦が切れてギターを交換した時に、例えば、おそらくセッティングは違うだろうし、どうして同じ音が出るのか?」という事だと思うんですが、私のステージを見てもらうと解るんですが、ギターアンプが有りませんね。ギターアンプの音が嫌いなので、ギターアンプは置いてないんですけれども、アンプのシミュレーターが足元に在って、その1個のシミュレーターにワイヤレスで2台繋がってます。2台繋がってるって言うのは正確じゃないんですけれども、2台繋がっていて、つまり、セッティングは同じなんですね。故に、ほぼ同じ音が出ると。それと、赤いギターはですね、やっぱり、ああいう金属的な音が得意なギターなので、ほぼ似たような音が出る、という事です。そんな所でしょうかね?
そういう質問だと思います。すいません、うちのフォロアーが訳解んない事言いまして。
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では、次の質問に行きましょうか。一寸。
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[44:30]
(マグカップで水を飲む。)
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えーっと。ああ。これ、あの、これも、質問もですね、大体ピックアップして、ぶっつけで答えてる感じで、いきなり難しい話を拾ってしまいましたが、
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「以前回答を頂いた者です。馬骨彼氏が55歳になり、相変わらずマイナス思考が直りません。どいうしたらいいのか?」という事なんですが、これ、難しいですよね。55歳でしょ。まだ若い頃には、やり直しが利くという意識が有ったりとか、将来、まだまだやって行けるというような感覚が有るんですが、後ろ向きな考えの人が年を取って行けば行く程どんどんそうなって行くっていうのは、もう先があるから、という考え方が有るからだと思うんですよね。それと同時に今回のアルバムの考え方に通じる事も有るんですけど、例えば、「旨い話は無い」とか、「好い事はいつまでも続かない」とか、「努力しなければ報われない」とか。つまり、人が痛い目に遭ったり、物を失ったり、予め危ない選択をしなかったり、という事に安全が保障されている様な社会に住んでいるように教育されて来たからなんですよね。
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[46:40]
例えば若い人だったらば、「そんなの関係無(ね)え」と言って、自分のやりたい事に踏み出して行くというケースも有ると思うんですけれども。
やっぱり55歳になってくると、一般的な55歳というと、そういう、その考えから脱却できないし、「それ見た事か」と。「それ見た事か。俺の人生」みたいな感覚に陥るんではないかと思いますが、それ間違いです。例えば、「努力しなければ報われない」それから、「人生旨い事ばかりは無い」「好い事の後には悪い事が来る」「何かを勝ち得なければ得られない」これ全部嘘です。私はそう思います。その様に言われて来たし、永い間言われて来たし、その様な社会構造に見えますが。
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私を見て下さい。私、努力してません。努力していないし、好きな事やっただけです。それから、55歳より年上。PEVO1号、確か、55歳より年上ですよ。彼を見て下さい。世間一般の55歳はこうなんだという考えを捨てなければ、今のままだと思います。更に55歳なんて言ったら、私より10年年下ですよ。まだまだひよっこですね。でも、こういう事を聞いても、考えは、体に染みついた習慣的な考えや、常識や、つまり、「人が誠実に在る為の条件」みたいなものが不幸なんですよ。その様に教えられて来てるんです。不幸な人は誠実によって美化される傾向があるんですね。チャラチャラしてて金もってると、「あ奴は悪い事してるんじゃないか」と。多分、そうだとは思うんですけれども、「誠実さを美化する為の条件が不幸である」というのは間違い無い。私は、そう、長年生きていて、確信を持ってそう言う事が出来ます。
一寸とりとめ無いんですけれども。これは、こんな所で。貴女は34歳ですね。この相談をした人は34歳で、34歳なんてピチピチじゃないですか!全然OKです。だから、今から彼氏を教育し直して下さい。以上です。
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はあ(溜め息をつく)。あ、それから、Back Space Passはですね、追加公演の後にもやる心算でいますんで、その時の為に、こぼれた質問を汲み上げたりもしようと思っています。では、次の質問行きましょうか。
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[50:26]
あ、一寸軽い話で、Vapeの話、しましょうかね。Vapeについて、色々質問が有りましたが、今私が使っているリキッドはですね、一寸待って下さい。取って来ます。
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(ストリーミングが一時的に中断する。)
[53:01]
[End of Part 1]
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[Part 2]
[00:00]
ええと、復帰しましたでしょうか?一寸待って下さい。ええと、復帰した様です。何が起こったのか一寸分かりませんけれども、ええと、Vapeの話でしたね。Vape、今私が使っているのはですね、これ、グリーンなんで抜けちゃいますね。Tea Artsの、台湾製なんですけど、ジャスミン緑茶ですね。これ、自分が吸うより、隣で誰かに吸わせた方が、すごい好い匂いになるんですよ。これに、KAMIKAZEのスーパーハード・メンソールを混ぜた物ですね。これがもうレギュラーで、他はもう余り使ってないですね。要はタバコとは全然違うくてですね。自分の空間作りという意味でお香を焚いたり、アロマオイルを焚いたり、という様な使い方をしています。で、お茶の匂いなんで、好いですね。
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一寸、今、立ち上げ直したら、背景の抜けが悪くなってですね、この辺が色々チラチラしてて見難いと思うんですが、我慢して下さい。もう、あと3分しかないですね。ああ、えっと、あと3分しかないので、簡単に答えられるものを答えちゃいましょうかね。
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[02:53]
「今回初めてライブを見せて頂いたのですが、アンコールの時間まで殆どお話をされないのは何故ですか?」というご質問ですが、何故、話さなきゃいけないんでしょうか?音楽の演奏をするライブで、照明を作り、舞台を作り、それから曲の順番を考え、ライブのタイトルを考え、一つの環境を作り上げた中で音楽を繰り広げるイベントの途中で、どうして現実の話をしなきゃいけないのか、というのは、むしろ私には解らないですね。そもそもミュージシャンの言う事なんて、大して面白くないでしょう?そういう意味で、私は喋りません。台無しになってしまうという事です。それとですね、休憩を兼ねるっていう事もあると思うんですが、これは他の質問にも有ったと思うんですけれども、私の場合はMCを入れるのではなくて、ステージの演出、例えば、会人が立つ、会人が立つ時に時間の猶予を作る為にブリッジと言いますが、音楽を曲の終わりとか頭に新たに付加します。その間に休む、という事ですね。だから、だらだら喋らないで、他の人だったら喋る様な所でも、音楽を流しておく、という様な感じです。勿論、昔、喋ってました。そういう記録を見返す度に、がっかりするんですね、自分でも。折角照明から何からチームで作り上げてったのをぶち壊してるなと。勿論上手な人も居ると思いますけれども、私は上手じゃないので、そうしております。
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[05:24]
ええと、そうこうしているうちに、1時間経ってしまいました。なんか、じゃあ、あと...
ええとですね、ツイッターで「難問に取り組む」という予告をしたんですが、今回一寸話題が豊富だったんで、時間がそっちに取られてしまいました。その難問というのは何かと言いますと、つまり「回=回とは何だ?」と。「面倒臭い事言うな」と。「もっと一寸すっきり言葉で言ってくれ」という様な質問なんですね。普段は答えません、こういう物には。ですが、最近来た方々。余りにもヒラサワを知らな過ぎる。「なんだ、これ?沢山フォロアーが集まってて面白そうな娯楽じゃねえか」みたいな感じで通りすがって来た人も居るかも知れないし、全然ヒラサワはどんな音楽を演っているか、どんな活動を長年して来たのかという基礎知識が無いままに、「面白い事言う」みたいな知識だけで接している人が居ると思うんで、「生半可に接すると気分を害するよ」という様な、「そういう存在ですよ」と。「フォローしなきゃよかった、と思う様な毒を秘めた存在ですよ」と。「ねえさん、火傷するぜ」というような姿を見せられるかどうか、という挑戦でもあるんです。が、そこで「回=回」を言語化してみようかと思っていた訳です。が、本当に、その場で何の下準備も無く、それをやろうと思ってたんですが、一寸今からだと時間が足りない。これ、約束します。追加公演の後のBSPでやります。先ず、前置きしておきますけれども、そう簡単に言語化できるものだったら音楽にしないという事ですね。簡単に言語化が容易ではないから、音楽という伝達手段を使っているんだという事を先ず、知っておいて下さい。
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[08:18]
で、「ヒラサワの歌詞を難しい」と思う人、「何言ってんだか解んない」と言う人は、普通の文章を読むような文脈で接しているからです。そのような文脈で表現できる物なら、音楽にしません、という事を先ず頭に置いておいて下さい。それから、言語化するからには、面倒臭くなります。面倒くさくなり、難解になります。この事が、折角貴方がその説明を聞く前には楽しめていた物が、「それを知らないと楽しんではいけないんではないか?」と思うようになってしまうかも知れませんが、それは有りません。囚われないで下さい。これは作者の思惑を告白するのであって、それがどう貴方の中で消化されるかについては全面的に貴方にお任せ致します。ただ、若し大きな誤解をしていたとしたら、詰まり、貴方がどう誤解しようと、貴方の経験とか知識の範囲内でしか誤解は有り得ないのであって、その中で余りにも変な誤解。例えば、「ヒラサワかわいい」と言うのは脳内だけにして欲しい。貴方の脳内でそれを幾らやっても構わないけれども、そのままの流儀で私に接しないで欲しい、という事です。だから、私が言う事をどう誤解しても構わないし、貴方が楽しんできた流儀を変える必要も無い。ただ、こういう、娯楽一般の男ではない、面倒くさい男だという事だけは憶えておいて欲しいのと、且つ、それに囚われないで頂きたい。という事を頭に置いておいて下さい。
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ええ、という事で、私、見事にこれで仕事納めします。これから荷造りをして、トンヅラしようと思います。ので、残業はしません。但し、次の回で残業する可能性は有ります。今回のBSP回=回の巻はこれにて終わりにしたいと思います。長々、ありがとうございました。それでは。
[11:06]
[End of Part 2]

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