A Susumu Hirasawa's fan blog. Unofficial translation of song lyrics, twitter and other materials. Feel free to link to these translations or repost with proper credit. But please don't claim them as your own. If you have any questions, contact me at twitter @lucy1205.
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(初めの挨拶)
こんばんは。平沢でございます。
第9曼荼羅、終了いたしまして、お蔭さまでたくさんの皆様ご来場頂きまして誠にありがとうございました。
えー、平沢Twitterフォロワーがついに9万人に達してしまったということで、これは実に有ってはならない、けしからん事態であります。にもかかわらず、9万フォロワー達成記念ライブを終わって間もなくもう10万人に達していると。絶対、世の中、おかしくなっております。私ごときに10万人の支持者がいてはならないと私自身はかように思う訳です。
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[01:56]
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(Twitter フォロワーが10万人に到達したことについて)
第9曼荼羅、終わったばかりなのに、10万人の記念イベントはやるのかやらないのかという事をいろいろ言われておりますが、まだ何も考えておりません。この後、新譜の制作に入らなければいけないのですが、いろいろあってなかなか思うようにいかない、ということで、Twitterイベントの事など考えてられないという状態でございます。
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[02:39]
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(11年ぶりの大阪公演について)
それで今回はですね、久々に11年ぶりに大阪に行きまして、ライブをやりました。もうだいぶ前から大阪というか、東京以外ではライブをやらなくなっておりまして、様々な事情が有りますけれども、一番大きな事情は、ヒラサワの動員力では赤字が出るという理由が最大の原因です。小さなライブハウス等(とう)を回る規模の昔のようなツアーでしたら、そこそこやっていけるのですが、今の規模のまま地方に持っていくと動員力が足りないという事で今までやらずにいた訳ですが、9万人にフォロワーが達したという事で、これが嘘でないのであれば、大阪へ行っても何とかなるんではないかということで、行ってみたら何とかなりました。
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何とかなりましたので、質問の方(ほう)にも多く寄せられているんですが、「次の大阪は有るのか?」という事でございましたら、ございます。まだいつになるかは決定しておりませんが、次にコンサートのパッケージをやる時にはですね、今後は「東京、大阪」とパッケージされて来るはずだと思いますので、どうぞご期待いただくと同時に、相変わらずのご贔屓(ひいき)何卒よろしくお願申し上げます。
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[04:36]
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(上領亘氏と会人の参加について)
ということで、ライブに関してのエピソードなどを話したいと思いますが、まず、今回は、残念ながら、今までのように大きなミスとか、大きな事件とか、ヒラサワのバカバカしいほどの基本的な失敗とか、というのか残念ながらございませんでした。というので、なかなか話題に乏しいんですけれども、最大の話題といえば、会人(えじん)の参加と、そしてドラマーの上領さんの参加だと思います。「上領さんの参加について、なぜそうしたのか?」という質問が多々ありました。さらに「なぜ大阪には来なかったのか?」という事も併せてお話ししたいと思いますけれども、まず、もちろん、ドラマーを起用するならば上領さん以外にはないと今回は思っておりました。というのは、いろいろ、上領さんというのはドラマーの中でもかなり柔軟、ああ見えて柔軟で、しかも応用力がある、と。かつ、打ち込みのバンドも得意である、と。普通ドラマーというのは打ち込みの演奏に合わせるのは非常に大変なんですけれども、上領さんはそれもOKと、いう事で、上領さんしかないなと思って、スケジュールを調整しようと思ったら、なんと大阪の日程の時には、フランスに行っていると、という事になりまして、「では、どうしようか?」ということで、会人。なんでもできる会人をお誘いした訳ですね。
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[07:10]
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もちろん、会人は、会人、TAZZですね、東京ではバイオリンその他、の演奏をやっておりましたけれども、大阪では、スネアドラムとそれからシモンズ。懐かしい、昔懐かしいシモンズ。私はそれほど好きでない、シモンズ、というシンセドラムの先祖。元祖、でもないんですけれども、六角形のデジタル・シンセ・ドラムパッドなどの演奏をTAZZにお願いいたしまして、TAZZは快くOKしてくださいました。で、大阪はとにかくTAZZができるだけ打数をかせぐと。
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で、それで東京に来て、上領さんにバトンタッチ。で、たとえ大阪で打数が足りなかったとしても上領さんなら、何とかしてくれるだろうと、全員そのように期待しておりまして、安心して東京までやってまいりました。まあ、見事に上領さんは9万打達成してくれた訳なんですけれども。
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[08:46]
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(スネアドラムの打数を9万打達成するまでの苦労)
ここで、最大のエピソードというのは、東京で最終日に最後の曲に到達した時に、約、4万打、じゃないか、「4千打足りない」と、「1曲で4千打どうやってカバーするんだ?」という危機的状状態に陥った事ですね。後で、そのシステムの詳細はお知らせ、ご説明いたしますが、スネアドラムにセンサーが付いておりまして、それで打数をカウントしているんですが、カウントした打数がログとして残っているんですね。全てそのログを見れば、この曲に何打叩いたかというのが記録されておりまして、東京に来た時、大体上領さんが大体一曲平均何打くらいのペースで叩いて行けばいいのか、というプランが出来るんですね。で、本番前にそのログを見まして、スタッフと綿密な打ち合わせをしまして、途中、大目におかずを入れたりとかですね、それから、打数モジュールですか、打数を増やすために曲を延長させるモジュールを全部有効に使って行けば、9万打は楽勝だろうという予測のもとに、東京、全員がな安心しながら、ライブを行なっていたんですが、なんと「最終曲で4千打も足りない、どうしてくれるんだ上領さん」、という事態が生じまして、もし、打数が万が一足りなければ、例えばアンコ―ルの時に、本番でやった曲をもう一度引っ張り出してきて、何回も何回もやると、9万打になるまで、何度も同じ曲をやるというような対策を考えていたんですが、それとオーロラという曲の最後に任意の延長サイズを設けて、そこである程度調整しながら、プランを立てていくという戦略も進行させていたんですけれども、しかし、最後の最後で調整しなければならないのが4千打というのは非常に危機的な状態であります。
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[12:13]
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しかし、これはもうオーロラが終わって最終コーナーで連打が、打数かせぎのセッションが始まってしまったんですね本番中に。このまま4千打に行くのかどうか、上領さんと目配せで、状況を把握しようと思ったんですが、どうも目をつぶって演奏しているし、入り込んでいる、と。ちょっと状況が分からなかったと。そこでヒラサワはですね、「上領さんに任せよう」と思った訳ですね。上領さんというのは、エヘン、ちょっと待ってくださいね、(水を飲む)上領さんというのは、ああ見えて、すごい男気の人なんですね。すごく頼れるおにいさんというか、やる時はやるという人なんですよ。それで、4千打が無理かどうかはとにかく上領さんに任せるしかない、下手なところで私が止めに入ってしまうと、上領さんの男が廃るということもありまして、とにかく任せる、「任せるにしても4千打とは何事だ」ということだったんですが、もう始まってしまったからにはしょうがない。途中もう苦しそうでしたが、何度も止めようと思ったんですけれども、「いや、もう少し様子を見てみよう」と。いうことで様子を見ていたら、もうダメかと思った頃に、リズムのスピードを上げたんですね。流石プロですね、あの人。普通なら、私はここでへたって行ってスピードが落ちて行って「ズダン」と終わると思ったら、スピードを逆に上げたという。ニクイですね。それで見事、4千打達成したということで、本当に手に汗を握る、また、上領さんでなければ成立し得なかった、こういう非常にバカげたことをテーマに持ったライブだったんですけれども、こういうのは皆さん、シンプルなものは共有しやすいのと、それから、「大変!これは大変だ、これは疲れてしまう、これは大変だ」みたいなことには共感しやすい、というか感情移入しやすい、というので、みなさん一体となって、なんか意味分からないんですけど(笑)、そのような体育会系の共感みたいなものが会場に満ち満ちまして、無事9万打を達成したというライブでございました。これもちろんDVDに収録されますけれども、最終日は本当にすごかったですね。
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[16:13]
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(東京会場Studio Coastの楽屋について)
あと、私からお話しできることといえば、楽屋ですね。もうご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ものすごい広い楽屋なんですね。30畳以上ありますかね、巨大な、非常に悪趣味は壁紙、悪趣味なテーブル、悪趣味な調度品というもので飾られておりまして、さらに螺旋階段がありまして、登っていきますと、ハート型のソファーとジャクジーバスと。非常にいったいこれを好む人はどういう人なのかと、お金をかけてここまで下品にする人は誰なのかという、豪華な、豪華な豪華な楽屋が一つありまして、私はその楽屋を使わず、もちろん広いから快適なんですね。キッチンも有りまして、製氷機もあると。ソファーもでーんとありまして、これを会人と上領さんに使って頂きました。私は小さな小さな10畳位の、10畳もないかな、10畳ぐらいの、いわゆるよくある小さな楽屋みたいなものを使わせていただきまして、ひっそりと心穏やかに過ごしておりました。もちろんの豪華なゴージャスな楽屋というものが、ステージに最も近い場所に位置しているんですね。こういう位置関係というのは「主役が使います」という意味な訳です。私はステージから一番遠い、つまり、スタッフ控室みたいな所に、陣取りまして、ちょうどスタッフが溜まっている場所のすぐ隣ですね、ドアを開けっぱなしにしまして、いつものようの心静かに過ごさせて頂きました。
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[19:33]
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(ロボットカメラについて)
あとですね、ロボットカメラ。私の鍼の先生がもとロボットエンジニアだということで。そういう話を聞くとすぐに使ってしまおうと、思うのが私で、ロボットカメラを作って頂いております。大阪、東京と、どんどんバージョンが変わってきまして、現在新たに作り直しておりますバージョン2が非常にかっこいいんですが、これがまだできておりませんで、まず、ちょっと写真をお見せしましょうかね。非常にかわいらしいので。
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[20:28]
(ロボットカメラ・バージョン1の画像: 背景「緑」)
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これがロボットカメラです。大阪で、最初の日は三脚が付いていなかったんですが、
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[20:42]
(ロボットカメラ・バージョン1、大阪会場のステージ上での画像: 背景「青」)
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2日目か3日目にこの三脚が付きました。ステージの前面に白い線が引かれておりまして、この線の上を走るという、この線を感知して走るという仕組みになっております。この時は直線ですが、東京では線をカーブさせまして、ちょっと私の右側の方まで回り込んでくる、という動きをしておりました。
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[21:20]
(ロボットカメラ・バージョン1の画像: 背景「緑」)
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これはですね、上のほうをみていただくと分かると思うんですが、赤外線の受信機が付いておりまして、赤外線を発射する小さな機械を私の胸のあたりに設置してですね、それを追いかけるという仕組みになっております。まあ、赤外線ですので、照明の影響は受けづらいんですが、それでもちょっとそっぽを向くという事がありまして、これも映像を見てみると、そっぽを向いて、突然思い出してヒラサワに向き直るという絵図もなかなか面白いので、それほど厳しくない状態でチューニングしてもらおうかなと思っております。
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[22:20]
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で、2号機はですね、白線を廃止しまして、レーザー光線を追いかけていくという仕組みになって行くそうです。ちなみにちょっと2号機の、製作中の2号機を見せて頂いたんですが、これはかっこいいですね。1号機よりも全然かっこいいです。ということでですね、次のライブには2号機が登場すると思います。2号機プラス1号機がステージの上を走り回るのではないかと、そのように予測しておりますが、果たして、どうでしょうか。
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[23:12]
ということで、すでに23分経っております。そちらの映像はすこし遅れておりますので、もう30分ぐらいになってる?なってないよな、25分、24分ぐらいかな?「どうでもいいことにこだわるんじゃない!」っていうね。
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じゃあ、そろそろ、みなさんの質問にお答えしていく事にします。大阪に関しては、沢山質問を頂きました。「11年ぶりに来てどうだったか?」とか、「次はやってくれるのか?」とかいう。それはもう、冒頭でお答えした通りで、その質問は省かせて頂きます。それで、質問はランダムにピックアップしておりまして、もしかしたら同じ質問者の質問を取り上げてしまうかもしれませんがご容赦ください。いちいち調べずにピックアップしてしまっています。ということで、じゃあ始めましょう。
[24:28]
[24:28]
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(質問コーナー)
では質問です。
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(Q1)「打数センサーは何を使用しているのでしょうか?システム構成も知りたいです。」
ということです。まず打数センサーはですね、スネアドラムにだけ付いております。スネアドラムが何発叩かれたかという事をカウントするシステムなんですが、まず、スネアドラムの淵にこういうものが付いております。
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[25:01]
(スネアドラムに取り付けられたセンサー: Roland Single Trigger RT-30Hの画像)
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この左上のほうに見えるこれがセンサーですね。昔はこういうものが無くてですね、ちょうどP-MODELがドラムの音をいったんシンセサイザーに通して、それを加工して、出すというのをライブでやっていた頃にはこんな良いものはなくてですね、マイクを使ってやっていたんですが。これが非常に細かくキャッチしてくれます。例えば、強い音。マイクですと、例えば強い音は拾うんだけれども弱い音はカウントしないというような状況が生じてしまいがちなんですが、この、ドラム用のセンサーですので、これが強い音から弱い音まで拾ってくれると。非常に解像度高く拾ってくれる。ですから、例えば、スネアを思いっきり「バン」と叩いた後に細かくちりめん状に「Drrrr」とやっているような時でもカウントしています。この音が聞こえていない、他の音でかき消されて聞えていない場合でも、カウントしてしまいますので、「聞えていないのに、動いて、カウントしている、叩いていないのにカウントしてるんじゃないか?」と思った方がいるようですが、質問にも有りましたけれども、そうではなくて、非常に細かく小さな音、ほとんどスティックが触れる程度のものまで拾っています。これで拾った音をここに送ります。
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[26:58]
(Roland Trigger Module TM-2の画像)
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これはいわゆるドラムシンセサイザー...なんていうんでしょうかね、これ?デジタル・ドラムっていうんでしょうかね?この中には何百種類というドラムの音が仕込まれていまして、ライブでシンセドラムの音とか、生ドラムの音とか、生ドラムもいろんな場所で叩いた音とかを出すことができるんですが、実は今回はその音は使用せず、この機械を通すことによって音声信号だったものをMIDI信号に変換するということをやっています。MIDI信号に変換されたものはUSBを通してコンピュータの中に送って処理することができます。これはオーディオ信号ではなく、デジタル化されたMIDI信号ですので、その後、いろいろ扱いやすいという状況になります。そうしておいて、スタッフが作ったプログラム:打数カウント・プログラムに送られて、そのプログラムから今度はLEDモニターに送られて会場で表示されるというようなシステムでありました。ちょうどあのLEDモニターが非常にシンプルな電光掲示板のような演出で使っていましたけれども、実は映像も流せるという事で急きょ、東京では映像も2日目からは流しました。というのが打数センサーのシステムです。
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[29:12]
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(Q2)「東京公演2日め、3日めのムービー上映について」
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いまちょっと言ってしまったので、続けて全部お話ししますけれども東京では途中で映像を流しました。あの映像というのは、大阪で発売されましたメモリアルカードを買うとダウンロードできるコンテンツの中に入っていたムービーです。それで、打数モジュールの使用許可申請をしているところを、東京では上映いたしました。なぜかというと、東京のステージは非常に暑くて、上領さんを休ませなければいけないと、上領さんは覚悟が、肝が据わってますから、1日目でもう大変だったという事を告白してますけれども、泣き言を言ったわけではないです。でも、私の判断で、これはちょっと休ませなければいけないと、いうことで、映像を挟む事にしました。という事です。では次の質問に行きたいと思います。
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[30:37]
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(Q3)「これまでのライブではヒラサワ的世界観というどの文化にも属さない唯一無二の雰囲気を出していると感じておりました。しかし、今回のライブは松(Ssho)や鶴(Tazz)、袴的衣装など、随所に日本的世界観「和」を感じました。これには何か師匠の中で心境の変化があったのでしょうか?」
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というご質問ですが、変化はございません。「和」というか、日本的世界観というのは、直接その衣装を採用するまでもなく、現代的な衣装というか、デザインというか、そういうものに託して機能させるという事はずっとやってきていることでありまして、特にことさら今回「そうだ、Japanでいこう」みたいな発想はございませんでした。という事です。かつですね、上領さんが (扇子で左手ををポンと叩く) 袴を持っているという。これ、袴を持っているドラマーはいないと思いますけれども(笑)。上領さんのほうからですね、「袴はどうですか?」という提案がありまして、「ぜひやってください」ということで、お願いしました。それによって、実は上領さんがステージに登場する経路も変更しました。最短距離でドラムの所、位置まで行ってもらうつもりだったんですが、反対側から出て、ステージを横断してドラムまで行くという、その間に袴姿を見て頂くという演出に変更しております。上領さん、袴姿、非常に似合ってたと思います。という事です。では次の質問です。
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[32:42]
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(Q4) 「すっかり今回のライブの顔となった会人のお二人ですが、あのキャラクターの発想はどこから来たものでしょうか?またパフォーマンスにはどのようにお感じでしたでしょうか?演奏、我々の反応の両側面からうかがいます」
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という事なんですが、まず、他の質問にもありましたけれども、
「会人はスーツ姿でマスクを着けていて暑くないのか?」それから
「視界が悪くないのか?」
というご質問が他でもありましたけれども、まず、あれはマスクではなく顔です。会人という種類の亜人間というか、会人の方が我々人類よりも進化しているんですけれども、あれは顔です。とうことで、キャラクターではなく、会人です。で、パフォーマンスはですね、会人の文化から自然に湧き出る体の動きとかですね、そういうものに準拠しております。もし、街で会人に会ったらですね、是非ともそのように思い出して頂いて、「お面を外してください」とかそういう失礼な事を言わないようにお願いいたします。では次の質問です。
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[34:27]
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(Q5) 「新譜『第9曼荼羅』について平沢さんはどのようなイメージを持って制作されたのかお聞きしたいです。」
新譜というのは「第9曼荼羅」という配信された曲の事ですよね。この曲についての質問も他にありましたね。
「なぜ『Cyborg』の逆回しが入っているのか?」とか、
「それにどんな意図があるのか?」
とかにも、併せてお答えしようと思いますが。まず、そうですね、円環というか「始まりは終わりは始まり」みたいな曼荼羅的な円環という意味で、最初の「第9曼荼羅」【ライブ】スタート時点の曲を最後に「第9曼荼羅」【曲】でつなぐ、と。つまり、逆回しですので、お尻と頭をつなぐ、と。ウロボロスですね、要するに。ウロボロスと、円環というか、円形というか、曼荼羅的な発想ですね。そのようなイメージから作られています。それから、非常に
「9万打に達したのになんでめでたい感じがしないんだ?」
という質問も有りましたけれども、これはですね、この曲の作り方というのは、私の意図というよりも、そこに与えられた状況とか素材とかいうものから必然的にできるもので私の意図はあまり介入しないという考えの下に作られています。ですから、まず「Cyborg」のボーカル・トラックがあり、これの逆回しと編集からはじまるわけです。そこから、可能な構成を積み重ねて行く結果、あのような状況、あのようなムードを持った楽曲になったという事であります。以上、「第9曼荼羅」【曲】についてでした。それでは次ですね。
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[37:32]
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(Q6) 「打数に関してはドラマーにお任せだったと平野さんかツイートされていましたが、演奏の内容自体に関して上領さんに指示した事はあったのでしょうか?」
これ、質問が2つになってますね。要は、「上領さんに演奏に関して何か注文を出したか?」という事だと思いますが、あ、平野さんというのはですね、うちのスタッフですね。女子社員です。ええと、上領さんには、ほとんど、ほとんどと言っていい程、指示は出していません。上領さんなので、任せておけば大丈夫、ということで。まあ、二人で「ここはこうしたほうが良いかもね」みたいなことは有りましたけれども、とにかく上領さんありきという事でした。では次いきます。
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[38:46]
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(Q7) 「楽屋では何を飲みますか?温かいお茶をいれますか?何種類かありますか?」
楽屋では、ケータリングというのがありました、ケータリングのおねえさんというのが廊下にいるんですよ。廊下に行くとですね、日本茶、それからコーヒー、紅茶、それから冷たい飲み物、コーラ、ウーロン茶、ポカリスエット、水、等(とう)が置いてあるんです。そういう所で、だいたい、コーヒーか、日本茶、頂いております。以上です。次。
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[39:38]
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(Q8) 「イヤーモニターにはどんな音声が流れているのですか?」
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イヤーモニターにはまず、楽曲のオケが聞こえてますね。それと、クリックと言って、カッカッカッカッという音がずっと流れています。例えば、なぜそれが流れているかというと、オケは打ち込みでされているものなので、バンド演奏とは違うんですよ。バンド演奏というのは、例えば途中でブレイクして、音が途切れたとして、次に始まる時には、メンバー同士の呼吸というか、そういうものによって次の「ジャーン」が出せるんです。ところが、打ち込まれたオケというのは私の呼吸なんか知ったこっちゃないですので、勝手に行っちゃうわけです。私はそっちに合わせなきゃいけないので、無音の状態でもクリックが鳴っていないとリズムを外してしまうと。にもかかわらず、どっか、東京かどこかで、歌の出だし間違えたのはなぜかというのはまた別の問題であります。という感じです。それと緊急時の指示音声というものがイヤーモニターから流れてきます。それで、そうですね、別の質問の中に、「観客が歌を歌ったり、手拍子を取ったりして、やりづらくないか?」というのが有ったんですが、聞こえておりません。会場の音をイヤーモニターに返すことは可能です。で観客がワーと騒げばそれだけこっちもテンション上がる、みたいなことは可能なんですが、そんなことするとね、やりにくいんですよ。観客が、よく皆さん経験してるというか、DVDなんかを他のバンドでも見てても分かると思うんですが、客が手拍子をし始めると、最初のうちは演奏と合ってるんですけどだんだんずれてきますよね。ずれてきてるのに、乱れないと、これはなぜかというとバンドさんには聞こえてないんです。聞こえてたらとにかく多勢に無勢ですから、素人のリズムに巻き込まれてはならないという事情がございますので、客の音は聞こえておりません。ですから「ヒラサワー」と呼んでも聞こえません。ということです。それからついでにお話ししましょう。もちろん皆さんが歌っている歌声は、聞こえません。なんか「客が歌って嬉しかったか?」みたいな、なんか恍惚と、感極まってるんじゃないか、みたいな見方をされている質問もありましたけれども、そんな事はございません。まあ、歌うなら勝手に歌えと。別に止めもしないし、催促もしない。好きにやればいいじゃない、という感じでございます。次です。
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[43:56]
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(Q9) 「以前のEVOと今回のケミカル・コーティングのEVOでは、色の他に仕様や音色などの違いはありますか?」
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今回はですね、いつも使っているEVOは東京では、大阪もそうだったのか、新しいバージョンを使ってます。化学薬品で表面を磨き上げたみたいな、つるつるの感じですね。以前は、アルミのヘアライン仕上げみたいな、ちょっとかすんだ、いわゆるアルミっぽいものだったんですが、今回はもっとピカピカに磨かれたように見えるものでした。これは、音は同じです。オリジナルのEVOと同じです。私が普段使っているのは、オリジナルのEVOとは仕様が違いまして、若干音も、かなり音も違うんですが、今回はノーマルの仕様のまま使いました。ということで、市販されているものと同じです。今回は。次ですね。これはCyborgに関する…これはもう答えちゃいましたね。
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[46:07]
[46:07]
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(Q10) 「ライブ前から東京入りされているので、しばらくは普段と違う生活スタイルになると思うのですが、これだけは欠かせない日課などはありますか?」
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有ります。えーと、呼吸法ですね。やります。呼吸法と自律訓練法というか、呼吸法からつながっていく瞑想法なんですけれども、これは地球上のどこにいてもやります。以上です。
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[43:50]
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(Q11) 「会人の二人が操作していたパネルは何という楽器なのでしょうか?」
まず、こういうものですね。
[47:01]
(ソフトウェア・コントローラー Novation Launchpad 画像)
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これはTAZZが使っていたもので、これはラーンチパッドというものです。それからSSHOが使っていたのは、[Ableton] Push 2といわれているもので、ほぼ同じものです。これはどういうものかのいうとですね、
[47:25]
(ソフトウェア・コントローラー Novation Launchpad 画像)
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要は、鍵盤、普通のキーボードの白黒鍵盤をこういう風に格子状に並べただけのものですね。特に新しいものではなくてですね、まあ、光るという意味において新しいと言えるかもしれないのと、打ち込み用のキーボードっていうのは音楽的な楽音だけではなくて、様々な命令を送り、送受信できるようになっているんです。それの四角い形版というのがこういうものです。要はDJとかですね、それから最近のDub Stepみたいな人前で恥ずかしい行為をというか、人に見せるものではなさそうな、家(うち)で作ってきたものを順番変えて出す、みたいな、で、ライブです、みたいな、すいません、つまりこういうのってね、80年代に実は散々やられていて、もう終了してるんですけど、こういう機材が出てきてしまったもんだから、みんななんか新しいものに触れている喜びみたいなものでやってるんですけど、別に新しくないです。そういうものです。ですから、例えば、こういうものの利点というんは、場所が四角いので、場所が取らない、それから光るので、見て面白い、というところでしょうかね。今回はTAZZとSSHOが2人ともこれを使いました。これを使って何を鳴らしているかというとですね、まあ、音源を鳴らしてるんですけれども、ここから、Ableton Liveという、ライブ定番みたいなものを、「ミュージシャン、皆つかってる」みたいなものを、今日は、ちょっと、毒舌にさしかかっておりますので、セーブしたいと思います。というものです。よろしいでしょうか。それから、次の質問です。
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[50:17]
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(Q12) 「今回レーザーハープのレーザーが客席に向かって照射されていなかったのはなぜか?」
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と、いう事なんですが、ええとですね、これ、事情がありまして、ある日を境にレーザーハープのグリーンのレーザーくなっているのにお気づきだと思います。で、最初は、レーザーの発振機、モジュールを、2本使って、1本のビームを出していました。ですから非常に高出力で、明るいんですね。ところがですね、モジュールが、発信機が1本壊れてしまって、半分でやってるんです。半分だとちょっと弱くてですね、客席のほうに照射するにはちょっと足りないと。ではなぜ、もう1本、修理するなり、追加するなりしないのかというと、いろいろヤバイ事情がありまして、高出力のレーザーというのは、輸入できたり、できなかったりする、際どいところにあるんですね。それをメーカー側が仕様を偽って税関をすり抜けてしまうみたいな事も有ったり無かったりして、そのような事情があって、なかなか調達できないという事情です。でもあれは確かに私もきれいなものだと思いますし、ただ、毎回出ていても面白くないな、というのも有りますけれども、まだできれば復活させたいなと思っております。では次いきますが、まだこれ選んだものの半分も行ってないんじゃないかな。ええと、今どこまで行ったっけ。
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[52:44].
(Q13) 「今回の公演は『ホログラムを登る男』と『白虎野』を軸に組まれたセットリストでしたが、この2つのアルバムからの選曲が多かった事、また、東京、大阪での選曲が同じであったことにはどのような意図があったのでしょうか?」
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たぶん今までの話で想像できたのではないかと思いますが、打数のプランを立てやすいからです。全く同じ曲であれば、計算しやすい、という事です。それから、まず選曲については、連打をするものが、連打をする曲を取り入れている、Cyborgとかですね、パレードとかですね、そういうものですね。打数をかせぐために、連打をする曲を取り入れています。最初にその連打曲を選曲して、それに馴染みのいいものをという選曲をしていった結果が第9曼荼羅のセットリスト内容です。ということで、ご理解下さい。では次の質問です。
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[54:27].
(Q14) 「いつも華麗なレーザーさばきですが、今回の第9曼荼羅の中でも一番会心の出来だったと平沢さんが思うのはどの曲のどの部分ですか?」
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ええとですね、これ見てれば分かると思うんですけれど、順番はほとんど全曲同じです。上左右、下左右という順番で動くようになってます。ほとんどが。もちろん例外もあります。自分で一番面白いなあと思った動きが、なんかの時の「ダストイド(DUSToid)」かな、かなんかだったと、あとなんかの時の「論理空軍」だったような気がします。で、あの頃はごくごく生真面目になるべく面白いフォームになるように生真面目に構成していたんですが、そうすると憶えられないという事情があるのとですね、仕込みがたいへんだという事もありまして、やめました。ただ、出てくる順番は同じでも、手を変えるとか、例えば左の1番を弾くのに、これ1番といいます、単純。1番を弾くのに右手を出す、そして、2番を弾くのに左手を出す、というようなアレンジの仕方で動きが変わったように見えるようになってます。それと、譜面が有ります。今回からレーザーハープのタブ譜を作りました。でそのタブ譜を使って演奏しております。という事です。では次ですね。ちょっと待ってください。あと3分ですか。ちょっと、かなりまだあるので、ちょっと延長しましょうか?ま、疲れる、私がやめたいと思うまで、やりますかね?ま、いいや、適当にやります。次。
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[57:08].
(Q15) 「大阪、東京と曼荼羅の開催をありがとうございました。開催時に新しい機材は購入されましたか?また機材を購入されたのでしたら、松村舞台監督に報告しましたか?」
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一部報告しませんでした。何を買ったというか、先程お話ししました、パッドですね、ボタン、光るボタンのスタンドを、色々なスタンドをアレンジして、作ったんですが、これを、このパーツを買って、私しか組み立て方が分からないようなものを2本つくりまして、いきなり東京で松村監督に、「組み立てよ」と言って叱られたのは私です。では次行きます。
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[58:24].
(Q16) 「今回のライブで背後に飾ってあった大きな曼荼羅盤はどなたが作ったものですか?
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ちょっとすいません。(扇子で顔を覆って笑う。)これは、舞台美術屋さんです。どなたと言われても私はちょっと面識のない方だったと思います。これらの物はですね、皆、松村舞台監督が手配いたします。次。これもさっき答えちゃったな。
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[59:10].
(Q17) 「東京公演の途中、松村舞台監督がレーザーハープ前に登場されていらっしゃいましたが、毎回曲の途中で何をされていらしたのですか?」
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え?そんなことありました?え、なんだった…そんなことありました?あったかどうか答えよ。これ時間差があるからな。松村監督が気にしていたことは知っていました。つまり、レーザーが、ハーフミラーから漏れたレーザーがTAZZのボタンに当たって発光しているように見えているのが、気になった、と。それを直しに来た、というのは聞いたことありますけれども。それ以外はちょっと憶えてないのと、報告を受けておりません。では次です。ああ、こういうのは、そうですね。
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[1:00:35].
(Q18) 「大阪と東京公演の間に日程の空きがあったのはなぜか?」
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ということなんですが、ホールが無いんですよ。会場が無いんです。今ですね、東京中のイベント会場やコンサートホールが、東京オリンピックのために改装中なんですね。で、ほとんど無いんです。で、その無い中で、ライブハウス等、そういうイベント会場が取り合いになっていて、なかなか押さえられないんですよね。そういう事情であります。以上。次ですね。
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[1:01:32].
(Q19) 「第9曼荼羅というタイトルの由来について述べよ。」
と。まず、第9曼荼羅の特設ページ、サイトに行くと、なんかご託並んでますよね。数量の意味、漂白するというような事を書いていたと思います。つまり私はメジャーではありませんので、結果論として、ステルス・メジャーですけれども、私は質的にはメジャーじゃないです。メジャーとメジャーじゃないのはどこで区別をつけるかというともちろん数だと思いますね。支持者というか、ネームバリューというか。そのバリューが問題になるんですけれども、そういう、例えば9万とか、10万とか、意味ないよという事ですね。私はフォロワーが10人でも、フォロワーが10万人でも全く変わりありませんというのが、「数の意味、漂白」という事を主張している訳です。普通はですね、9万という大きな数字にたどり着くとなんかやり遂げたみたいな、やり遂げて、成し遂げた者が賞賛されたりとか、力を得たりとか、賛同を得たりとか、つまり、なんでしょう、そういう評価、ご褒美を受けるようになるじゃないですか。例えば武道館でやって、ステータスシンボルみたいなことになったりとか。要するにそういう世俗的な数量こそ価値みたいな所から最も遠い、曼荼羅的世界観、つまりそこからの離脱というか、に繋がるイメージとして曼荼羅があって、「9マン」という音の響きから、「9マンダラ」という言葉が浮かんだ訳です。で「9マンダラ」に「第」を付けるとかっこいい、「第9曼荼羅」というと、なんか「第6ポンプ」みたいだ、なんかみたいだ、という事で「第9曼荼羅」という事にしました。これを周りの人に伝えた時の反応など…あの、よく「ヒラサワは宗教っぽい」と言われたりとかですね、誉めているニュアンスとは逆の意味で「宗教っぽい」っていうニュアンスで語る人がいたりしますけれども、宗教に対するイメージっていうのがだいぶおかしくなっておりまして、まあもちろんそれは新興宗教がいけないんですけれども、そういう意味で、そういった偏見とか先入観がない人たちなので、周囲の人たちというのは。「第9曼荼羅」と言った時に、「九会曼荼羅みたいでかっこいい」とか、普通に「カッコイイ」と言って頂きました。という事であります。あ、まあいいや。
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[1:05:53].
[1:05:53].
(Q20) 「前回のBSPで予告されていた、デストロイギター中からの撮影をされていたと思いますが、期待されていた乱暴な映像は撮れましたでしょうか?」
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これ、面白い映像が撮れていますね。ちょっとサワリをお見せしましょうか。ちょっとサワリ、じゃあ、お見せします。
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[1:06:24]
(デストロイ・ギター・パフォーマンス中にギターにつけたGoProカメラから撮った映像)
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とまあ、そういう感じですね。まあ、ジェットコースターみたいな映像ですね。何回も使えるもんじゃないな(笑)と。これが、会人のSSHOのチェロにも仕掛けてあります。それからTAZZの最初バイオリンに仕込んだんですが、これ演奏できないというのでですね、TAZZのはボタン類の所に仕掛けて有りますが、これグラグラ揺れてたんで、もしかしたら、揺れているがために面白い映像になっている可能性があります。という事です。ではまだ、質問があるのでどんどん行っちゃいましょうね。
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[1:07:52].
(Q21) 「照明が大変美しかった印象が有るのですが、照明というのは、師匠がどれくらい、指示を出されるのでしょうか?
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それほど指示というようなものは出しません。出てきたプランに対して、「これは…」というような事を言ったりする場合がたまに有ります。ですが、基本的には照明のチーフが考えたもので行きます。今回は実はちょっと注文がありました。お気づきの方がいるかどうか、ピンスポットが使われていないんです。「今回はピンスポットを使わないでくれ。」と。「それを補うように、他の照明のアレンジをしてみてくれないか。」ということで、お願しました。結果として、すごい美しい照明になったと思います。でなぜ「ピンスポットを使わないでくれ」と言ったかというとですね、ピンスポットっていうのはライブ中にはお客さんの視線をフォーカス、一点にフォーカスさせる非常に有効な効果を持つんですが、これがDVD等(とう)になった時には、なんかのっぺりした映像になってしまったりするんですね。今回ちょっとピンスポットを使わない照明で撮影するとどうなるかというのを見てみたかったのと、それから、昔、P-MODELっていうのは照明の色を一切使わないライブというのをやっていたんですね。その頃にも、ピンスポットを使わず、白照明だけと、客席に当てる照明というのをやってたんですけれど、こういう実験的な事を、まあ、ニューウェイブの人たちはそういう事をよくやってたんですが、こういうものをやってみてどうなるか、今の現代の感覚で、照明さんがそれをアレンジするとどうなるのかっていうのをちょっと見てみたかったので、「ピンスポットを使わないでください」と。まあ、補足的に使われている部分もありますけれども基本的には使われていないとということでございます。
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[1:10:28].
(Q22) 「最終日の公演後は、すぐにホテルに戻られたのですか?打ち上げなどはされたのでしょうか?」
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わたしは打ち上げをやりません。バンドさんの中には打ち上げが楽しくでライブをやるという方々もいらっしゃるようですが、私は打ち上げをやりません。もちろん、これ、わからないですね。実際、正直、聞いてみないと分からないんですけど、スタッフ達には、「どうぞやってきてください」と言ってやってきてもらいます。しかも中日(なかび)打ち上げですね。なんで中日かというと最終日は後片付けに時間がかかるからです。中日にみんな打ち上げに行くんですが、本当に行きたいかどうかちょっと聞いてみないと分からないですね。そういう習慣があるからやってるっだけなんではないかと最近うっすらと思うようになりました。それをやるなら、少し「これで飲んできてください」みたいに個人個人に渡していく方が喜ぶんではないかというようなこともちょっと考えたりもしました。P-MODEL時代から私は打ち上げはやりません。嫌いなんです。それから、次の質問ですね。
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[1:12:14].
(Q23) 「TAZZさんのサイレント・バイオリンは純粋にバイオリンとして使用されていたのですか?それともMIDIコントローラーとして使用されていたのですか?拙の耳では判断できなかったので、お答えください、ステルス」
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と。MIDIコントローラーとしては使っておりません。ただ、私、確認をしておりませんが、あれはオクターバーを使っていたんじゃないかという気はします、つまり1オクターブ下の音ですね、を出してたんではないかなと、後で確認してみますが。それとディレイですね。ディレイマシンを使っておりました。ですから、まあ、加工された音には聞こえていたと思います。では次です。
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[1:13:11].
(Q24) 「会人の2人には口が無いように見えるのですが、何を食べているんでしょうか?」
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会人はですね、もつ煮込みを食べております。では次の質問です。
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[1:13:35].
(Q25) 「毎回、開演前のBGMの選曲を含め、ライブが楽しみです。今回の曲はどなたのチョイスでしょうか?」
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ええとですね、ライブの客入れ時のBGMはですね、わが社の客入れBGM DJ、湯本さんがやっております。非常にこれ評判が良くてですね、私も袖で聴いていて「ああ、いいな」と思う曲が多いですよね。これ聴きたいですよね。例えば湯本さんの選曲の曲が流れているカフェとかあったらいいですよね。そんなこと、できたらいいですね。という事で、次です。
[1:14:37].
(Q26) 「9万打行かなかった場合はどうするんですか?」
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これはさっきもお答えしました。行くまでやるんです。手を替え品を替え、あらゆる曲を2度も3度も演奏して、やるという事です。
[1:15:01].
(Q27) 「もう会人さん達にはあえないんですか?寂しすぎます。何とかしてください。」
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そうですね、会人、またなんかの機会にお願いしたいと思いますね。ただ、会人はあの、パフォーマンスが面白いので、ヒラサワが食われてしまうという危機感が有ります。(笑)まあ、とにかく、それでも、会人は面白いので、是非なんかの機会にまた、お願いしたいと思います。えー、という事でですね、新しい質問など見つつですね,,,。ああ!
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[1:15:58].
(Q28) 「グッズのラップパンツをなんではいたんだ?」
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っていう質問がありましたね。これ、あの…誤解です。「なんで私の衣装をグッズで売ったんだ?」というのが正しい論理です。つまり、私の衣装を作っている時に、作っている人が、「これだと量産できますね」みたいなことを物販企画部長に言っちゃったんですね。で、ここぞとばかり、量産してしまった、というのがあの物販です。ですから、逆です。私が物販をはいたんじゃなくて、私の衣装を物販にされたんです。やめてください。ということですね。それから…
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[1:16:56].
(Q29) 「今回のライブで機材トラブルは無かったように見えるが…」
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という質問がありますが、無くはないと思いますよ。いろいろあったと思いますが、気が付かなければ、それまで、ということですね。それから…ちょっと待ってくださいね。新しい質問を拾ってますが、えー、なんかあまり…あまりないですね。ああ。
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[1:18:07].
(Q29) 「新しいギター」
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ですね。新しいギターを調達しました。これは次のアルバムのビジュアル関係の公開と同時に公開されると思います。まだ、出来上がってこないんですけれども、もうすぐ納品らしいんですけれども、そこでチェックをしてですね、良ければそのまま行くという感じです。
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[1:18:51].
(結びの言葉)
そろそろ質問も終わり、まだまだあるんですが、大体重複していたり、あまり答えたくないなあ、とか、どうやって答えていいか分からないみたいな、ものなので、そろそろ終わりにしますかね。ということで、今回は何の事故もなく、こういう事、実に単純な事しか、この放送ですね、実に単純な事しかやっていないんですが、こういう事に限ってなんだか分からない事故が起きるというのが常々で、今回は、無事、何も起こってないと思います。無事、終わることが、このまま終わることができると思います。
この度もご視聴頂きまして、ありがとうございました。それではまた、次回のBack Space Passまで、ごきげんよう。
(END)
[1:20:00]